2008年03月26日

「雪見だいふく」はなぜ大ヒットしたのか 77の「特許」発想法 著者/重田 暁彦

昨日の続き

『「なとりの珍味」も特許だった!』
ほどほどの飲酒はストレスの解消に効果があるそうで、「酒は百薬の長」といわれる所以です。但し、空きっ腹に酒は避けるべきで、肴をつまみながらいただくお酒、とりわけ魚やチーズ、大豆製品などのタンパク質が健康に良いといわれています。 肴には、魚介類を乾燥させたカワキモノも人気です。「珍味」と銘打って、中身を乾燥させたり、のして圧縮してあるカワキモノはとりわけカロリーが高いので、ダイエットを心掛けている人やコレステロール値の高い人は気を付けなければならないのですが、酒の肴として美味しいものが多いですね。 私が「珍味」の中でも傑作だと思ったのは、のした鱈でチーズをサンドイッチしたものです。これは、チーズのまろやかな感じと、鱈の感触、塩味がミックスされて、実に美味しいと思います。肴の定番としてのチーズや、のし鱈は昔からあったのでしょうが、その二つを組み合わせたというのは中々のアイデアでしょう。 その昔は、のしイカとチーズの組み合わせもあったのですが、最近はあまり見かけません。のしイカをチーズと合体させるためには、のしイカを120〜180度の高温で五分間も加熱する必要があるそうで、片やプロセスチーズは90度で融解するため、商品化は難しいのだという指摘もあります。また、これではイカが硬くなり過ぎて食感がよろしくないそうで、適当な旨味と食感を出すためには、製品の水分含有率も問題になるといいます。 そこで発明されたのが、のし鱈とチーズのサンドイッチです。特許第1526973号の「嗜好食品の製造法」で、株式会社なとりの「チーズ鱈」です。 この発明は、まず、潰した鱈などの魚肉に澱粉や調味料を加えて練り上げたものを加熱して、乾燥させて魚肉シートを作るのです。この魚肉シートの間にチーズを挟んでおき、“上下から加熱したロースター板で適宜加圧する”と、魚肉シートとチーズが程よく付着するのだそうです。こうして、熱で付着した魚肉とチーズのサンドイッチを、“水分が約33〜38パーセントになるまで冷却した後で裁断”し、所定の形状にして、脱酸素剤を入れて包装するのです。 こうしてできたのが「なとりの珍味」ということになるわけです。特許の明細書の中には、唐辛子の粉を魚肉シートに付けたものや、チーズにワサビを入れたものが実施例として書かれていますが、これが商品として登場しているかどうかまでは、私にもわかりません。(P40〜P42)

明日へ続く

posted by 管理人 at 07:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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