《現代日本において高級車の代名詞といえるほど、広く愛好されているベンツ・BMWに、自動車大国日本の誇りを懸けて挑むトヨタのレクサス。ますます、その将来が危惧されている石油エネルギー問題、それを解決できる新燃料と期待をかけて、砂糖キビから造り出されるエタノールの開発・生産に挑むアサヒビール。戦後の高度経済成長を牽引し、支えてきた団塊の世代の大量定年退職、すなわち2007年問題により、窮地に追い込まれる「モノ造りニッポン」、はたして数多の技術者・職人たちの後継者たちの育成はなるか?!マツダで、ミズノで、神田造船所でそんな匠の技を次世代に受け継がせるべく奮闘する人たち……。テレビ東京のカメラが追い続ける経済から視る日本と世界の姿》
今回、皆様に再び、『ガイアの夜明け』の紹介をさせていただきます。経済問題なんて、なんか難しくて堅苦しくて敬遠したくなる、なんて方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、あなたがニューギニアやアマゾンの奥地で自給自足の生活をしていたり、あるいは中国の崑崙山脈やチベットの秘境で仙人のように霞を食べて生きているわけでもなければ、経済と決して無縁ではありえないし、無関心でもいられるはずがありません。
私たちの衣・食・住はもちろん娯楽や医療、教育や冠婚葬祭、さらには治安や国防までもが、経済によって存立しているわけです。
また、歴史に視点を移してみれば、古代エジプトのピラミッド建設もファラオの墓を造るという宗教的理由よりも、農閑期のエジプト農民たちの失業対策という経済問題によるものとの論がいまや有力であるし、また歴史の教科書では士農工商の身分制度で卑しい存在とされていたと教えられる江戸時代の商人たちですが、実は世界で最初の先物取引市場を創り出したとの説もあるとか!まさに経済は面白い!!
経済は私たちの過去、現在を築きあげ、そして未来を開き、広げるシステムであり、ドラマであり、ドリームなのです。教科書の中の無機的な記号の羅列としての経済なんかじゃなくて、本書が読者諸氏に贈る、ドラマチックでダイナミックでエキサイティングな経済の姿を楽しんでいただきたいと思います。
明日へ続く
2007年10月08日
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