2011年04月07日

セーラが町にやってきた 著者/清野 由美

昨日の続き

蔵でセーラに酒造りの一日体験をさせた時、遠山の感想は「小布施堂にガイジンが入ったって聞いたけど、まあ、本当に金髪の美人が来たもんで、びっくりしたわ」と、一言で終わるものだった。

冬の仕込み作業を黙々と見ていたセーラに対しても「ま、やれるもんならやってみなって、半分甘く見ていたね」。

ところが、セーラが社内で孤軍奮闘しながら蔵部プロジェクトを推し進める姿に接してから、その思いは大きな変化を遂げていった。

「とにかく気が強いというか……。いや、気が強いだけじゃなくて、酒のことを本当によく勉強しているんだ。ただのアメリカ人の女だと思ったら大間違いで、ありゃあ一匹狼なんだと思ったねえ」枡一では大杜氏(前杜氏)を「オヤジさん」という役職名で呼ぶ習わしがある。

杜氏集団も一匹狼の集まりだという遠山は、その「オヤジさん」という呼称で自分を慕ってくるセーラを、そのまま仲間の一人として受け入れた。

そのセーラが原料には長野県産の「美山錦」を使い、大吟醸ブームの逆を行く本醸造か純米酒で行きたいと言った時も、異論は全くなかった。(後半略:P119〜P123)

明日へ続く


posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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