2011年03月28日

セーラが町にやってきた 著者/清野 由美

昨日の続き

【和食レストラン「蔵部」】

(前半略)

小布施堂に入社した時から「何をすれば会社の役に立つか、町の役に立つか」を考え続けたセーラは、その年の冬に心を一際とらえるものを社内に見出だしていた。

それは彼女が配属された経営企画室とは直接に縁がない酒造りの現場だった。

きっかけは秋に興味半分で参加した利き酒大会だ。

会場に並ぶ豊富な日本酒の光景と、また、それぞれに造り方の違いがあるという説明は、新鮮な驚きを彼女にもたらした。

そこで酒造りの季節に、枡一の杜氏集団に混じって、早朝から夕刻までの一日、仕込みの体験をさせてもらうことにした。

日本酒は十二月から二月の終わり、一年のうちで寒さが一番厳しい時期に仕込み作業が行われる。

十二月の酒蔵は冷気が足元からしんしんと立ち上がり、吐く息が白く凍える作業場だ。

その中で酒米は洗われ、水に浸けられ、再び洗われ、を繰り返し、次に巨大な釜で蒸し上げられる。

明日へ続く


posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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