2011年03月21日

セーラが町にやってきた 著者/清野 由美

昨日の続き

セーラは、異文化摩擦という現実に直面した。

年功序列や、「和を以て貴しとなす」の画一性に否応なしに組み込まれたことへの困惑と苦悩。

さらにもう一方のNAOCでは、通訳のみを求められ、自分の頭に次々と浮かぶ、五輪に訪れるであろう、選手や観客、VIP等の歓迎や交流イベント、プロモーション活動のアイディアに対する無反応。日本側がセーラに、セーラが日本側に求めるものとの行き違いの数々。

自分が前進できないまま、無為に時間が過ぎていくことに焦り、生気を失っているセーラを救ったのは、勤務先の上司から勧められた小布施町行きでした。その町は晩年の葛飾北斎が逗留し、そこかしこに北斎の足跡が残っており、さらに中世の古刹や、江戸時代の面影を残す民家や土蔵が点在。

小布施町に魅了されたセーラは、ここに自分の居場所を求め、小布施町の町おこしのために、「クリエイティブな貢献」をすることを望み、上司に紹介された、町の中心的存在の老舗で、栗菓子工場、懐石料理、喫茶店、洋食レストラン、甘味処、バー、酒造場と酒蔵を経営する「小布施堂・枡一市村酒造場」へ入社し、活動を始めたのだった。

明日へ続く


posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/191913543
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
宜しければクリックを、人気blogランキングへ
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。