2011年02月12日

塩の文明誌〜人と環境をめぐる5000年 著者/佐藤 洋一郎

昨日の続き

『塩は金なり』

世界の各地には、食塩を岩塩によって得ている地域が多数ある。

岩塩とは、大陸奥部などにある塩の地層で、元々は海だったところが陸地に封じられ、水分がなくなって塩だけが残ってできたものと言われている。

世界で最大と目される岩塩地帯は、ヒマラヤからチベットにかけての山岳地帯にある。

そこは太古、テーチス海という海があったところなのである。

インド亜大陸がユーラシアにぶつかったことで、この海のあったところが隆起し、いまのヒマラヤになった。

現在、中央アジアに残るいくつもの塩湖は、テーチス海の名残だという説もあるようだ。

ともかく、それだけの塩が閉じ込められたわけだから、相当量の塩が地中にたまっていることは容易に想像ができる。

後で述べるように、現在のタクラマカン沙漠や中央アジアを流れる内陸河川のなかには水中に相当量の塩分を含むものがある。

それら河川源流域はパミール高原から崑崙山脈にある。

これらの河川の塩分もまた、悠久の昔のテーチス海に遡るのだろうか。

明日へ続く


posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 世界史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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