2011年01月29日

民間防衛 著者/スイス政府

昨日の続き

『さらに考える必要があること』

さらに、我々は、一国の占領というものには、いろいろの形態があることを考えねばならない。

強大国は、核破壊兵器を保有しており、弱小国に対しては、これを用いずに戦わずして手に入れようと、圧力をかけてくることも可能である。

核戦争によって砂漠のように荒廃した国を手に入れるよりも、物資が充分供給されている国に手をつけるほうが、得策ではないだろうか。

そこで、戦争は心理戦の形態をとるようになり、誘惑から脅迫に至る、あらゆる種類の圧力を並べ立てて、最終的には、国民の抵抗意志を崩してしまおうとする。

現代においては、宣伝の技術や手段は極めて発達しているので、あらゆる形での他国に対する浸透が可能である。

我々の記憶に残っているところでも幾つかの例が挙げられるが、ある国のごときは、防衛の態度を何ら示さないうちに敗北し、占領されてしまった。

なぜかと言えば、それは、その国民の魂が、利害関係のある「友人」と称する者の演説に心地好く酔わされて、少しずつ眠り込んでしまったためである。(P27)

明日へ続く


posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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