2011年01月22日

民間防衛 著者/スイス政府

ヨーロッパのアルプス山脈の中にあるスイス連邦。

永世中立を謳い、いかなる国とも軍事同盟を結ばないことを国是とする。

それ故にこのスイスを平和の理想郷と考えている人も多い。

しかし、それはとんでもない誤解・妄想の類いである。

スイスの永世中立とは、日本国憲法の第9条のごとき戦争放棄・戦力不保持などという世迷い言にもとずく《非武装中立》ではない。

国民皆兵体制によって築かれ、保たれてきた《武装中立》である。

スイスは、平和主義を謳ったら憲法さえあれば、それだけで何もかもうまくいくと思い込み、平和への願望と祈りの空念仏にうつつをぬかしている《空想的平和主義国家》などではなく、常に有事を意識して、自国を侵す敵に敢然と立ち向かう準備と覚悟を決めている、孤高の《武侠精神国家》なのである。

そして、スイスの武侠精神は単純な軍事力だけにあるのではない。

国土防衛のために国民が侵略者に抵抗するというのは何も兵役に服し、直接的な戦闘に参加するだけではありません。

戦闘において必然的に生じるインフラの破壊や、商品の流通に支障が生じたる場合への対策等。

そして「間接侵略」という、政治宣伝・スパイ活動等によってなされる弱体化・無力化工作への注意喚起と対策。

それらのことを政府が常日頃から国民に教育し、国防意識を強固にしていく努力を怠らない。

国民一人一人が物質的にも精神的にも武装している国家。

それがスイスという《武侠精神国家》なのです。

本書は、スイス連邦内閣の要請によって連邦法務警察省が発行したものです。

無為無策、他力本願、脳内お花畑の空想的平和主義とは全く違う、武侠精神とリアリズムによって独立と平和を築き、保つための心構えと手法を学ぶことができる良書です。

明日へ続く


posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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