2011年01月15日

今日も、北京てなもんや暮らし 著者/谷崎 光

昨日の続き

『北京五輪は共産党プロデュースのアクション映画?』

北京オリンピック開幕後、ほぼ一週間が過ぎた。

いやぁ、正直、ここまで変わるとは思わなかった。

北京の朝の地下鉄で、あの中国人立ち枯れエスカレーターの右側に「並んで立ち」、急ぐ人のために通路を空けているのを見たときは、一瞬、自分が今どこの国にいるかわからなくなった。

開会式映像が流された王府井では、若者が終了後、ゴミを拾っていた。

事前の報道があまりにも悪すぎた(というか、真実を伝えすぎた)せいか、一種の恐れを持って北京に来た外国人たちだが、到着後の評判は意外と上々のようである。

かの北島選手、平泳ぎ100メートル金メダルゲットの試合を「水立方(国家水泳センター)」に見に行ったとき、会場内のマクドナルドで相席になったアメリカ人夫婦がいた。

オリンピック関係者だという。

「カリフォルニアから初めて来たんだが、ベイジン(北京)は美しい町だ。中国人はとても親切だ」(……あんたら、騙されてるよ)彼らの半分は社交辞令の発言に、下手な英語で「コホン、ベイジンの一部はきれいです」と訂正したら、危険人物を見る目つきで眺められた。

私もこの、厳重な警備で守られたオリンピック会場に来て思った。

清潔で安全で、蟻のようにあちこちにいる親切なボランティアたち。

ああ北京全部が、いや、中国全部がこうならばどんなに幸せか。

中国の町が古代から城壁で守られてきたのはご存知だと思うが、現代のマンション群も学校も公園すら四合院と同じように「壁」で囲って守られている。

そうしないとイナゴの群れのように貧しい人々が押し寄せ、すべてが滅茶苦茶になるからである。

明日へ続く


posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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