2011年01月13日

今日も、北京てなもんや暮らし 著者/谷崎 光

明日へ続く

『客は「魚肉(ユロゥ)」』

ネットの中国語版Googleで「中関村、騙し」と検索すると実に119万件がヒットする。

あの手この手で中関村で騙された中国人の恨み節満載である。

「上の階行きのエレベーターに乗ったら、あんたはもう『魚肉』(食い物)だ」「いいか、絶対に自分の欲しい品番は変えるな! 他の売れ残りを買わせるのが奴等の手だ」実は私も北京在住六年(執筆当時)のうち、何度もここで騙された。

相場より高いMP3、すり替えられてすぐに壊れたデジタル録音機、プリンターを壊した偽インク……、手酷い目に遭いながら、つい行ってしまうのは、ギャンブルと同じでときに「当たり」があるせい。

特にパソコン周辺小物はうまく買うと安く、性能も結構良かったりするし、後述の理由で、他では入手不能の物が混沌から必ず出てくるのは中関村の醍醐味である。

しかし何故にここまで乱れているのか。内部の関係者に聞いてみた。

彼いわく、「中関村は中国一の電脳販売激戦地で、今は誰もがネットと家電量販チェーン店で値段を熟知しており、まともにやると利が出ない。利益は一台売って、最大でたったの150元(2250円)だ。だから政府、企業向けの大量販売には本物を出す。個人、これは基本的に騙す」……以前ヒューレット・パッカードのデスクトップを買ったとき、先にサービスセンターに「中関村はどこもかしこも偽物で、私は本物を買いたいんですが!」と電話したら、100パーセント政府機関向けの直営代理店を紹介されたのは、そういうわけだったのか。

明日へ続く


posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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