2010年12月21日

有坂銃―日露戦争の本当の勝因 著者/兵頭 二十八

昨日の続き

『ロシア軍の小銃』

明治24年、ロシアで5連発の「1891年式ライフル」が完成した。

日露戦争でロシア歩兵の全員が装備した銃は、これである。

それまでのロシア軍小銃は、口径0・42インチ(10・7ミリ)のベルダン単発銃といった。

ロシアがこの旧式銃を、欧州列強に倣って一挙に無煙火薬を導入し小口径化しかつ連発銃化しようとしたとき、フランスは、自国製のルベル銃の採用を強く働きかけた。

フランスには、ルベルの弾薬が数億初も余っていたのだった。

しかしロシアはこの古物融通を謝絶したのみならず、それまでどの先進国でも選んでいない、口径0・30インチ(7・62ミリ)を採択した。

弾倉はイギリスのリー・メトフォードのそれに近いものだが、独自の工夫を加えてあった。

量産はフランスに委託され、1893年には大半を支給し終えた。

1892年、ロシアに僅かに遅れてアメリカ陸軍は、ノルウェーのクラグ・ヨルゲンセン小銃を口径0・30インチ(7・62ミリ)仕様で導入した。(弾頭長や薬莢の寸法はロシアのものと異なる。)

明日へ続く


posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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