2010年12月01日

女は男の指を見る 著者/竹内 久美子

昨日の続き

そういった事情から「子殺し」が行動として進化してきたと考えられるのです。

この研究は1964年、京都大学のサル学者でインドでフィールドワークをしていた杉山幸丸氏(現・京大名誉教授、東海学園大学教授)が発表しました。

このとき、わざとリーダーオスを捕獲して取り除いてみると、別のオスがやってきてちゃんと子殺しをすることも確認しています。

でも杉山氏はこの行動に対し、「個体密度の調節のためだ」という解釈を下してしまった。

その後、サラ・ブラッファー・フルディというアメリカの女性研究者が杉山氏の研究を受けて、自分でも実際に研究しました。

彼女もリーダーオスを取り除く実験をしたのですが、「子殺し」の解釈として、やってきた新しいオスガ自分の遺伝子を残すための行動だと説明した。

こんな経緯から、日本以外の国の本では「子殺し」の発見者はフルディだということになっていることがしばしばです。(P29〜P32)

明日へ続く


posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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