2010年11月23日

世界の資源 いま何が起きている? 著者/ニュースなるほど塾

昨日の続き

この方法であれば鉱山開発のコストが下がるし、山の環境破壊を行わずにすむ。

さらに従来、鉱石を精錬するために費やしていた化石燃料も不要になるから、CO2の排出も抑えられる。

バイオマニングは1986年に南アフリカの金鉱山ではじめて使われ、現在はオーストラリアやブラジル、ペルーなどの金鉱山で採用されている。

しかし、バイオマニングには困難な問題がある。

目当ての金属にぴったり合う微生物を探し出さなくてはならないのだ。

微生物が硫黄を食べるぶんには問題ないが、目的の金属までも食べてしまう性質を持ち合わせていたら使い物にならない。

また、その微生物が見つかったとしても、十分に活動できる条件を整える必要がある。

熱、栄養分などを調節するのは思いのほか難しいとされている。

いま、最も待ち望まれているのは銅を取り出すための微生物だ。

世界の銅の80パーセントを占めるという黄銅鉱という鉱石の銅の含有量はとても低く、従来の産出法では採算が取れない。

そこで、この黄銅鉱から銅をうまく産出してくれる微生物の出現が待たれている。

ちなみに、鉱山が乏しい日本では、バイオマニングを金属産出法としてではなく、廃液の浄化法などに応用する研究が進められている。

広島大学などでは、廃液から微生物を使って燐を回収する研究を推進。

資源循環型社会の構築を目指している。(P163〜P165)

明日へ続く


posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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