2010年09月19日

だから混浴はやめられない 著者/山崎 まゆみ

昨日の続き

“主”は、その温泉の良さを熟知している。

湯泊温泉は裸で大自然の懐に飛び込めるロケーションが魅力。

自然に近づくほど入浴時間がポイントとなるのだが、古老はそんな秘密を教えてくれたりもした。

「ここから見る夕景が絶品じゃ。もう一度おいで」

もちろん、“主”は間違えた事をすれば激怒するが、素直に従えば心を開いてくれる。

「名物のトビウオの刺身食ったか? 俺が獲ったのを食わしてやろう」

こうして“主”は、気持ちよく旅人を受け入れてくれる。

ご近所の噂話から、土地の歴史まで、おしゃべりはとどまるところを知らない。

その土地で暮らしてきた古老の話を聞きながら温泉に浸かるのは、極めつきの混浴だった。

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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