2010年07月28日

極東の島国が守った地中海〜第一次世界大戦と日本軍 著者/兵頭二十八

昨日の続き

『日本海軍が地中海を守った』

地中海には、1917年以後でも米海軍のプレゼンスが(武装商船などを除き)ほとんどなく、英・仏・伊・ギリシャ・トルコ・オーストリア・ドイツ、そして日本海軍の間で死闘が繰り広げられた。

そのうち、我が第二特務艦隊からエスコートを受けたのは、英国艦艇21隻、英国船舶623隻、フランス船舶100隻、イタリア船舶18隻、その他の国籍の船舶が26隻に及んだ。

フランスやイタリアは、英国の有力な同盟国ではあっても、スエズ運河の確保を特に重視しなければならない理由を持たない。

このため海上護衛の方針をめぐっては、英海軍と仏伊海軍は、意向の齟齬が多かった。

しかし、日本艦隊の佐藤皐蔵司令官(岩手県出身。海兵18期のハンモックナンバー上席のはずだが海軍大学校には進まず、結局中央勤務なしで1923年に予備役に編入)は、マルタの英軍司令官のリクエストに最優先で応じた。

英国が第二特務艦隊を絶賛し、叙勲までしたのも当然であった。(P49)

この兵頭氏の文章が掲載されている【撃論ムック】には、他にも『世界に轟いた会津武士道〜義和団事件と柴五郎』(岩田温/拓殖大学客員研究員)、『世界に愛された乃木将軍〜日露戦争の英雄が体現した日本精神』(福井雄三/大阪青山短期大学准教授)、『命がけの武士道〜敵兵を救助した工藤俊作艦長』(恵隆之介/ジャーナリスト)、『世界に冠たる日本の皇室〜日本人が当たり前すぎて忘れていること』(高森明勅/日本文化総合研究所代表)、『「人道」を愛した日本軍〜女流国防論』(桜林美佐/キャスター、ライター)等の文章が寄稿されております。〔オークラ出版〕

兵頭 二十八
1960年、長野県生まれ。東京工業大学大学院博士前期課程修了(社会工学専攻)。軍学者。著書に『たんたんたたた 機関銃と近代日本』(四谷ラウンド/光人社NF文庫)、『並べてみりゃ分かる第二次大戦の空軍戦力』(銀河出版)、『ヘクトパスカル』(文藝春秋、劇画原作)、『「新しい戦争」を日本はどう生き抜くか』(ちくま新書)、『ニッポン核武装再論』(並木書房)、『[新訳]孫子』『日本有事』『[新訳]名将言行録』(以上、PHP研究所)、『パールハーバーの真実』(PHP文庫)、『精解 五輪書』『新しい武士道』(以上、新紀元社)、『やっぱり有り得なかった南京大虐殺』(劇画原作、マガジン・マガジン)など多数。
posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/156775472
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
宜しければクリックを、人気blogランキングへ
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。