2010年06月30日

ぶっかけ飯の快感 著者/小泉 武夫

昨日の続き

『タコ飯、米一粒一粒に旨み』

タコ(蛸)飯とはあんなに旨いものだったのか。

感動のあまりご飯茶碗に四杯も平らげたのは、福井県敦賀市色ヶ浜の民宿でのこと。

その家には七十歳を超えたおばあちゃんがおり、その人のタコ飯が絶品だったのです。

おひつの蓋を開けると、中から醤油と味醂と酒とタコと飯とが合作した食欲を奮い立たす芳香が立ち上がり、ご飯は一粒一粒がタコの地肌の色である小豆色に染まっていました。

それをご飯茶碗に盛り、じっくりと観察してみると、小豆色に染まったそのご飯とご飯の間には、ぶつ切りにされてご飯の中で蒸されたタコの肉がゴロゴロしています。

ご飯の匂い、タコ肉の誘惑。

ああ、またどうにも止まらないってことになって、やにわに口の中にかっ込み、モグモグと噛んで味わい、時には、噛みながら鼻から深く息を吸い込んで飯の芳香を再確認し、そして飲み下す。

いやはや感動もののタコ飯でした。

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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