2010年06月27日

ぶっかけ飯の快感 著者/小泉 武夫

昨日の続き

イカ刺しとともにシコシコ、シコシコと噛み続けると、一層辛くなります。

しかし、イカの甘さを伴ったトロリとした旨味、ご飯の上品な甘みが融合し合います。

鼻からは、醤油の食欲を増す匂い、熱いご飯の芳香。

飲み下すと食道の奥の方に、辛味、旨味、甘味が仲良く隊列を組んで行進していくのがよく分かります。

胃袋に到着すると、今度は酒で荒れた胃壁を一喝して鎮めるかのように、生姜がドスを利かせるものですから、鳩尾周辺がジワーッと熱くなります。

これだ。

この感覚が、ムカムカした胃袋を生き返らせてくれると思うと、もう吐き気はピタリと治まって、後は貪るように、ピリカラのイカ刺し飯を胃袋いっぱいに送ります。

二杯目をお代わりするころには、額どころか体中にびっしりと汗。

こうなったらこっちのもんで、二日酔い緊急対策食が終わると、ムカムカなど成層圏の果てまで吹っ飛んで行ってしまったかのように、快調になるのであります。(P30・P31)

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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