2010年06月23日

ぶっかけ飯の快感 著者/小泉 武夫

昨日の続き

そして何と何と格安にしてこんな美味な猫飯があったのかと、このところ賞味する度に思うのが、サバの水煮缶詰。バーゲンなどに行くと一個百円ぐらいで買えるから嬉しいのですが、サバをまな板の上に載せ、少し固めの背肉の方とブヨブヨの「腹も」(腹部肉のこと)を切り分けます。

背肉は崩してマヨネーズで和えると立派な酒の肴となります。

丼に熱いご飯を盛り、腹もを全部載せ、さらに缶に残った水煮汁をガバッと全部ぶっかけます。

醤油をさっとかけ、一度ざっとかき回し、ガツガツと胃袋に送り込む。

すると、ご飯の旨味と甘みに、サバ水煮の腹もから来る脂肪のコクと濃厚な味が重なり、そこに水煮の汁から来るサバ缶特有の甘い感じの生臭い匂いと、醤油の匂い、そしてご飯の快香が複雑に交錯して、あっという間に丼の中はすっからかん。

少し財布の調子のいい時には、カラフトマスの水煮缶にグレードアップすると、また一段と美味な猫飯が味わえます。

安価で素朴な猫飯食って、ああ、幸せだなあ、などと感じることが食味の悟りと思う私ですから、所詮お安くできています。(P18・P19)

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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