2010年06月18日

ニッポン人の良いとこ、悪いとこ―世界の文明人が驚いた! 著者/びっくりデータ情報部

昨日の続き

【手入れの行き届いた田舎の田畑に感激】

《ウォルター・ウェストン/1861〜1940年。イギリス生まれ:キリスト教(聖公会)の宣教師として日本で布教活動に励んだ。伝道のかたわら日本各地の山々を登山し、近代登山の発展をもたらしている。》

『日本人は自然を大切にする』

どんな人でも、自分が生まれた国の山並みや川、植生といった自然が生み出す風景は、特別な存在として目に映るものだが、それを日本の国民性のひとつと位置づけた人物がいた。

明治時代に布教のために来日したイギリス人ウェストンである。

ウェストンの著書『ウェストンの明治見聞記』には次のように書かれている。

「日本人ほど生まれつき自然に対する愛着が強く、それが皆の間に広まっている民族は見たことがない」。

日本人にとって、自然はことさら民族に密着した存在であるといっているのだ。

そのうえで、ウェストンは日本人の自然への強い愛着は宗教や芸術、詩歌など生活全般に及んでいると指摘する。

理由は神道にあるという。

中国から仏教が伝わる前の日本では、大自然のあらゆるものが崇拝の対象となっていて、身近に飛んでいる鳥や花なども信仰を鼓舞する対象だった。

それゆえ、自然を描写す印象主義的な歌が盛んに創作されるようになったのだろうとウェストンは見ている。

こうした自然への崇拝の念は、黙々と田畑を整備してより多くの実りを得ようとする農民の態度にも表れているという。

つまり、日本の農民は台風をはじめとする自然の猛威にさらされやすい。それにもかかわらず、不平不満を言う者は少ない。

ウェストンはそのことに賛辞を送っているのだ。

また、日本の女性たちが非常によく働き、家事全般だけでなく、貴重な労働力となっていることも指摘しており、『見聞記』は、当時の日本社会の構造をしっかり自分の目で確認し、正しく認識していたことを偲ばせる内容となっている。

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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