2010年05月29日

フランス生まれ―美食、発明からエレガンスまで 著者/早川 雅水

昨日の続き

なにしろ丈夫なヴュイットンである。

ペットボトルやジャガイモを詰め込むのには理想的なのだ。

それに日本では、特に名古屋や大阪あたりではヴュイットンのモノグラムを得意気に提げている男性を見かけるが、フランスではこれも考えられない。

つまりラテン民族は世界で最も男女の違いを知っており、《男らしさ》、《女らしさ》ということにうるさい。

というわけで大方の日本人の想像を裏切り、フランス人男性はそれが女性的だということで、ピンク、ヴァイオレット、淡い中間色などの色物や、花柄などの柄物を身につけることはない。

同様にフランス人の男性の目にはヴュイットンも非常に女性的に見えるらしく、そんなの恥ずかしくて持てるかよ、ということのようだ。

その2。

ぼくの親友であるジャン・バザテン君はフランスのブルジョワの教養と感性とを完全に身につけているが、その彼が常々言っていることがある。

《ヴュイットンのブチックに並んでいる日本人やアメリカ人を見ると笑いたくなるね。ヴュイットン級のブランド品は並んで買うものじゃない。家なりホテルなりに届けさせるものさ……》

確かにそのとおり、ヴュイットンの不幸はヴュイットンの本当の良さが分かり、ヴュイットンを持つに相応しい人以外の人々の間で人気が出すぎたことではないだろうか。

その3。

多くの日本人はルイ・ビトンと言う。

正しくはルイ・ヴュイットンである。念のため。(P91〜P94)

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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