2010年05月25日

フランス生まれ―美食、発明からエレガンスまで 著者/早川 雅水

昨日の続き

『レストラン』

フランス語の単語の中で、世界中で最も広く知られているものとなると、おそらくレストランだろう。 性欲と食欲は人間の二大本能。

マグダラのマリアがキリストに救われたというのだから、2000年の昔に売春はあったわけだし、おそらく食物を供する商売もあったに違いない。

その中で一般によく知られているのは古代ローマ時代のカラカラ浴場にあったもの、但し今のレストランとは似て非なるものだったらしい。

レストランの始祖の始祖といえば、それは厳密にはカフェと言った方がいいのだろうが、今もパリ6区のアンシェンヌ・コメディ街16番地にある《プロコープ》である。

シシリー島出身のプロコープ氏がここに店を開いたのは1686年のこと、当時はまだレストランという言葉は生まれておらず、この言葉が現れるまではさらに80年ほど待たねばならない。

1765年、パリでスタミナ・スープというか、エネルギー・スープというか、疲労回復に効くという触れ込みで、一種の薬膳スープが売り出された。

フランス語に《restaurer》、食物などで元気を回復させるという動詞がある。スタミナ・スープは正しく《restaurer》を目的にしたスープ、ここからそのスープを出す店を《restaurant》と呼ぶようになったのだった。

それから24年後にフランス革命が勃発する。言うまでもなく革命はすべてをひっくり返す。

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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