2010年05月24日

フランス生まれ―美食、発明からエレガンスまで 著者/早川 雅水

昨日の続き

結局、この後半世紀もの長期にわたり、一握りの貴族は小麦のパンを食べ、多数の善良な国民たちは昔のままの丸型ふすま黒パンを食べ続けたのだった。

それが1856年、ナポレオン3世が長さ40センチ、重さ300グラムの標準パンで統一すべきことを命じ、やっと貧しい人々の黒パン時代にピリオドが打たれたのである。

さらにそれからほぼ一世紀近く経過した1944年の《パリ解放》の直後に、それまでは一部の特別なパン屋さんでしか売られていなかったバゲットが、フランスじゅうのすべてのパン屋さんで売られることになり、ついにこの時点でバゲットはフランスの代表的なパンになったのだった。

ところでフランス人は焼き立ての、皮が香ばしくてカリカリのバゲットしか食べない。

だからパンを前日に買っておくなどというのは問題外だし、プラスチックの保存袋に入っているパンなんてのも許せない。

食事ごとにパン屋さんにはしり、美味しいのを食べるのだ。

独り者や子供のないカップルなどが一本買ったのでは残るだろうとのパン屋さんの親切心のおかげで、バゲットは半分でも買える。

半分の値段のちょうど半分なのも嬉しい。

バゲット。自分で計ってみたら、フランスのものは、長さが80センチ、幅は6から7センチ、そして重量はちょうど300グラム。

現在、フランスでは国民ひとりあたり1日に170グラムのバゲットを食べ、フランス全土で毎年350万トンのバゲットが消費されるそうだ。(P8〜P10)

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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