2010年05月23日

フランス生まれ―美食、発明からエレガンスまで 著者/早川 雅水

昨日の続き

内容抜粋

『バゲット』

最近はさすがに日本にも美味しいバゲットを売っているパン屋さんが増えたが、いざ買いたいとなると、かなり遠くまで行かなければならない。

これがパリでは、アパルトマンの階段を走り降り、すぐ隣のパン屋さんへ行けば、焼き立てのとびきり美味しいのが買える。

フランスでも田舎なら、あるいはパン屋さんまで10分以上かかるところがあるかもしれないが、都会ならばせいぜい2、3分のところに馴染みのパン屋さんがあるのが嬉しい。

ことほど左様にパン屋さんは多く、しかも自分の竈を使って伝統的な手法でパンを焼いている店がフランス全土では確か6万軒近くもあると聞いたことがある。

さて、バゲットの歴史はパンを求める民衆の叫びに端を発したフランス革命にまで遡る。

革命が成功した直後の1789年11月15日にフランス史上有名な《パン政令》が施行された。その内容は以下のとおりである。

@パン屋は一種類だけのパンを作り、販売すべし。

A金持ちのための小麦パン、貧乏人のためのふすまパン(小麦の皮くず入りのパン)と分けることは厳しく禁止する。

Bその一種類のパンは誰が食べても美味しいと思えるものであること。そしてそのパンはパン・ドゥ・レガリテ(平等パン)と呼ばれること。

以上に違反した者は逮捕、拘留される。

こうした多分に無理の多い政令は施行直後だけはどうにか守られるにしても、コンナノヤッテラレルカヨーということで、いつの間にやらうやむやになってしまうものである。

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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