2010年05月18日

豆腐バカ 世界に挑む 著者/雲田 康夫

昨日の続き

それだけではなく、ミスター・トーフとしてイベントに出たりして、豆腐のPRになることなら、なんでも試行錯誤(trial and error)した。

金のかからないことはすべてやったといっていい。

アメリカというところは、相手が自分を理解してくれるまでじっと我慢して待つやり方は通用しないらしい。

商品も自分も同じだ。

積極的に自分から「利点」や「長所」を表現しないと、ビジネスの世界では生き残れない。

そうした活動の1つとして、ロサンゼルス現地の日系ラジオ放送局『ラジオパシフィックジャパン』でも、1991年から「ミスター・トーフのヘルシー・トーキング」という番組を担当するようになった。

この番組は、毎週水曜日の午後5時25分から5分間放送された。

我が社のアメリカ人社員は、日系の新聞も読まないし、ラジオも聴かないので、私が“ミスター・トーフ”であることなど知るよしもなかったろう。

この番組では、豆腐の話題ばかりではなく、アメリカでの人との出会いや、私が気づいた日米文化の異なる点、ときには社会問題、経済問題などをテーマにして、リスナーの皆さんの意見を求めながら話していた。

最初の頃は、マイクを前にした途端、声がかすれ、口が思うように回らなかった。

限られた時間内にポイントを上手くまとめるのは、かなり骨が折れる仕事だ。

“私の本職は豆腐販売で、お喋りではないのだ”と、言い訳もしたくなるが、おかげさまで約6年も番組は続き、そのうえ、“ミスター・トーフ様へ”という、ありがたいファンレターまで頂戴するようになった。

残念ながら、若い女性からのファンレターはあまりなかったが。(後半略:P87〜P90)

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
宜しければクリックを、人気blogランキングへ
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。