2010年05月14日

豆腐バカ 世界に挑む 著者/雲田 康夫

昨日の続き

まさにエリック様こそ我が社の救世主だ。

しかし、そのエリック様とやらはいったいどういうところが気に入ったのだろう。

我が社の豆腐を気に入った息子さんの食生活や食べ方などをこの際聞いて役立てたい。

そう考えて、消費者の豆腐食の実態調査を開始しようと、私は早速電話をした。

「エリックさんはどのように料理して食べていらっしゃいますか」と聞くと、そのバイヤーの奥さんは得意そうに、「そのまま箱から出して食べます」“オー、やった!”と、私は声を上げそうになった。

アメリカ人がそのまま豆腐を食べるとなれば、これは本物だ。

これは相当の日本通の息子かもしれない。

得意そうに奥さんの説明は続く。

「エリックは本当に豆腐が好きなようです。市販のドッグフードに比べると喜び方が違うんですよ」「ド、ド、ドッグフード……、まさか……」私は思わずどもってしまった。

我が愛するMoriーNu Tofuが、アメリカのワンちゃんの好物とは! 信じられない。

早速その日、犬を飼っている3人社員にサンプルを持たせ、実験を頼んだ。

予想は的中してしまった。

社員の愛犬たちも喜んで食べたという報告を受けた。

その中の一人はビデオにまで撮って持ってきた。

アメリカ人の「市場開拓」に全力を尽くしている間に、一足先に“アメリカのワンちゃん”がお客様になっていたとは……。

「悪い冗談はよしてくれ!」と、思わず叫びたくなった。(P49・P50)

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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