2010年05月12日

豆腐バカ 世界に挑む 著者/雲田 康夫

昨日の続き

アメリカ人が豆腐を嫌いな要因の第1は、当時はまだサワーテイストな豆腐がたくさん売られていたことにあった。

初めて食べる人が、腐りかけている豆腐を食べて好印象を持つわけがない。

2番目の理由は、アメリカ人は、豆腐の原料である大豆そのものにあまり良い印象を持っていないということだ。

当時、アメリカで大豆といえば、人間が食べるものではなかったのである。

大豆のイメージは植物油を採る原料で、油の搾り滓は“家畜の餌”である。

どんなにノーコレステロール、ローカロリー、植物蛋白といっても、イメージとして食欲をそそるものではなかった。

たとえば、日本でも、稗、粟、トウモロコシがノーコレステロールだからといって、すぐに主食の米からこの穀物に替えることはできないだろう。

3番目の理由は、豆腐の食べ方である。

アメリカ人に豆腐をそのまま食べさせようとすることに、そもそも無理があった。

アメリカ人は豆腐本来の淡白な味を、冷奴などの形で理解しろといっても無理な話なのである。

人間の味覚は4〜6歳でできあがり、その頃に食べた食品の味は一生忘れないと言われている。

日本人の我々だって、削り節、醤油なしで冷奴を食べて美味しいと感じる人はいないだろう。

どうもアメリカ人には、あの白いグシャッとした味のない物体は、奇妙な食べ物に映るらしい。(後半略:P42〜P44)

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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