2010年04月30日

たんたんたたた―機関銃と近代日本 著者/兵頭 二十八

昨日の続き

『ホチキス機関砲』

1896(明治29)年の8月、陸軍の砲兵と工兵の初級将校に必要な専門技能を教授している陸軍砲工学校において、学生野砲兵第6連隊附陸軍砲兵中尉、南部麒次郎は、従七位勲六等功五級の従軍記章を授与されました。

(中略)

ちょうどその年に、高田商会の社主、高田慎蔵が、生涯二度目の欧州旅行に出ていました。

高田は、日本における英国アームストロング社の代理人で、日本海軍が軍艦や機関や兵装や装甲材を購入するたびに手にする莫大な手数料で、一代にして大身代を築き上げた実業家です。

おかげで高田商会も、日本の主力軍艦のほとんどが輸入品で戦われていた日露戦争までは、三井物産(薩土系である三菱に対抗する意味で長州閥が創らせた商社で、当然陸軍御用が主でした)や、大倉組(ドイツからの軍需品輸入に強く、やはり陸軍御用が主でした)よりも羽振りが良かったくらいでした。

(中略)

この高田のような人物の場合、海外旅行といっても、やっぱりコミッション・マーチャントとしての商売がらみです。

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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