2010年04月29日

たんたんたたた―機関銃と近代日本 著者/兵頭 二十八

昨日の続き

ガタのきた粗いオクリの機械では、反動利用式機関砲が要求する厳しい公差内で部品を量産することは、たとえどんな熟練旋盤工であろうとも不可能だったと思われます。

しかしロシア人は、この見えない「精度」の重要性を、長い西洋技術との付き合いの経験から理解できていた様子です。

彼らは、必要にして欠かせない工作機械だけでなく、ほとんど工場まるごと最新のものを輸入して、正式のライセンス契約による英国人技師の出張指導も受けつつ、マキシム機関砲の国産を立ち上げたのだろうと想像されます。

このような技術導入パターンは、やがてロシアがソ連に変わっても、重要な工業部門ではしばしば見られたことです。

もしホチキス社がガス利用式機関砲を日露戦争にちょうど間に合うように発明してくれなかったら、日本陸軍は満州でどんな目にあっていたでしょうか。(P58〜P66)

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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