2010年04月27日

たんたんたたた―機関銃と近代日本 著者/兵頭 二十八

昨日の続き

特に激しい摺動を繰り返す心臓部の部品群では、百分の数ミリの誤差があっても、薬莢が途中からちぎれて前半分が薬室内に残留したりする、致命的な故障を惹き起こしました。

これはマキシムだけでなく、その後に開発された反動利用機関銃も、すべて共通です。

例えば自衛隊も使っていた「キャリバー.30」と通称されたブローニング7・62ミリ機関銃は、《無故障機関銃》の異名を奉られるほどの優秀銃で、分解組み立てにも工具は一切必要ありません。

ところが、組み立ての最後の微調整用に、「すきまゲージ」のセットが付属しているのです。このゲージを差し込んで遊底と薬室尾端とのすきまをピタリと決めれば、後は《無故障》で作動してくれますが、もしゲージによる微調整を怠れば、もう連発しません。

これに対し、ガス利用式の機関銃には、野外整備のためのゲージなど全く無縁です。

例えば「チェコ軽機」の付属工具で特別なものといえば、ガス管に溜まった火薬の煤を掻き取るためのピックだけでした。

それも、1500発くらい撃った後で1回手入れをすればいいのです。

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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