2010年02月11日

太平洋戦争はなぜ負けたか 著者/別宮 暖朗

昨日の続き

これから脱却したのは奇跡と誰もが称した。

奇跡の経済復興を成し遂げたのは、日米の社会主義官僚が軽蔑してやまない日本国民であった。

大企業のサラリーマンや中小企業主は、政府に邪魔されねば必ず日本経済を成功の階梯に乗せることができるのである。

松下幸之助、盛田昭夫、本田宗一郎や、その事業を支えた人々が高度成長を成し遂げたのであって、官僚による業者行政は邪魔こそすれ何の役割も果たしていない。

官僚が法律に何か書き込んだり、革命家が演壇で喋ったりしたところで経済は発展しない。

政府の役割は自由で公平な競争ができる環境を創ることである。

在任中支持率を伸ばすことができ国民的人気のあった戦後の首相はいずれも自由化政策を断行した。

吉田茂のドッジ・プラン導入、池田勇人の所得倍増策、中曽根康弘の国鉄民営化、小泉純一郎の郵政民営化はいずれも自由化政策であり、当面の不況から日本経済を脱出させた。

日本は官僚、試験通過者を、選挙で選ばれた人々より上位に置く勢力が常に存在する。

彼らは統制派、国家社会主義者、革新官僚、ニュー・ディーラーと名前を変えつつ、官僚独裁を主張し、経済を萎縮させた。

統制経済と官僚現役主義こそが日本の国防を駄目にしたのである。

日本から自由な企業活動がなくなればどうなるのか、太平洋戦争がよく示している。(P196〜P199)

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 🌁| 日本史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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