2010年02月02日

太平洋戦争はなぜ負けたか 著者/別宮 暖朗

昨日の続き

綿紡以外の産業分野は立ち遅れていたが、発展の芽をもたらしたのは外資であった。

アームストロング、GE、シーメンス、フォード、GM、スタンダード・バキューム、シェルなどが相次いで日本に進出、好影響を与えた。

産業を発展させるのに一番役立つことは、外国からの刺激である。

外国企業からのライセンス取得により新産業分野に飛び込んだり、外国製品をみて独自技術の開発に努めたりする会社が輩出した。

昭和初期は、あちこちに新しいデパートができ大衆文化が花開いた時代でもあった。

この頃の日本は「ベル・エポック」、古き良き時代だったのである。

昭和4(1929)年に起きたアメリカ大恐慌も大きな影響を及ぼさなかった。

暗転したのは昭和11年頃であり、それから回復したのが昭和30年頃であった。

この間はまさしく失われた20年であり、その真っ最中に起きたのが太平洋戦争であった。

しかも、昭和16(1941)年からの四年間は、第一次大戦終了後から現在に至る間で日米のGNP格差が最も開いた時期であった。

(中略)

日本に自由があるときは、産業が発展し、成長が実現する。

反対に軍官僚や官僚が跋扈したときには停滞する。

官僚はそのうち現状打破を叫び、国家・国民など当てにしないとして、官僚が命令する社会主義を主張する。(P191〜P192)

明日へ続く

posted by 管理人 at 00:00| 東京 ☀| 日本史 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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