2009年06月12日

ピースボートについて

昨日の続き

しかるに、用兵は生き物とはよく言ったものである。

この現場に、不逞現地人ならぬ、不逞日本人が出現したのである。

隊員たちの全力を挙げての接待に、会場は賑わっていた。

裸足、裸の子供たちが、そうめん、綿菓子などに群がり、祖国に残した妻子に思いを致してか、隊員たちの顔にも微笑があふれていた。

まこと、大御稜威(おおみいつ)のもと、八紘を一つの宇(いえ)となる素晴らしい光景であった。

私も、たぶん空前にして絶後であろう、栄養の補給に邁進していた。

隊員たちも次々に残り物を私に供えてくれるのであった。

その時である。

会場中心部でざわめきが起きた。

すわ、我が軍のオープンさを逆手にとったポルポト派の破壊工作かと、私が飛んでいくと、そこには横断幕を持った三人の日本人がいた。

『自衛隊は帰ろう』私は目を疑った。

「明日の日本はこれでいいのか? 市民連合」とかいう連中のようであった。

現地人たちは、日本語が読めないので、これもイベントのひとつかと思ってボーッと見ている。

気の毒なのは隊員たちであった。

帰れるものなら、それは帰りたかろう。

月に何万円もKDDに搾取されつつも、日本に電話しているほどなのである。

しかし、ここにいるのは、任務だからである。

任務の前には、死すること座するが如き大和武士だからである。

ちらっと横断幕に目をやりながら黙々と綿菓子などを作る隊員たち。

悔しいであろう。悲しいであろう。

明日へ続く
posted by 管理人 at 07:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 山口、思うに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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