2008年11月09日

知ってビックリ!船の大疑問 著者/謎解きゼミナール

昨日の続き

『クルーズ客船の「クルーズ」の由来は?』

「クルーズ客船」は、乗客に豪華な旅を提供するための客船である。その豪華な旅(クルーズ)には、約100日かけた世界一周クルーズ(1人200万〜2000万円)や46泊47日のオーストラリア一周クルーズ(1人150万〜800万円)というセレブのための超豪華なものから、2週間ほどの日本一周クルーズ(50万〜200万円)、4泊5日の四国・屋久島クルーズ(1人15万〜65万円)、1泊2日の横浜花火クルーズ(1人4万5000〜15万円)まである。 こうした各種クルーズの内容からもわかるように、現在、「クルーズ」という言葉は、フェリーや連絡船、渡し船のように移動自体を目的とせず、船旅自体や観光を目的とする客船による航海という意味で広く使われている。 だが、この「クルーズ」という言葉、元は16世紀頃、オランダの海賊によって使われ始めた言葉で、「獲物を求めて、海上を行ったり来たりするジグザグ航海」という意味だった。ラテン語で「十字架」を表す「Crux」から派生した「Kruisen」を語源とし、それが17世紀のイギリスに伝わって「Cruise」となった。 また、レジャー用のヨットやモーターボートを「クルーザー」と呼ぶが、軍事用語では「クルーザー」といえば、巡洋艦のことになる。昔の巡洋艦は、敵艦を求めてジグザグ航海したことから、こう呼ばれるようになった。(P199
・P200)

さて今回、船と海に関する本を紹介したということで最後にひとつ。

アフリカの東海岸、インド洋に面した国であるソマリアの近海で海賊行為が多発していることは、内容抜粋のところでも若干触れましたし、メディアでも報じられているため、皆さんもご存じのことでしょう。

この文章が更新された時はどのような展開になっているかはわかりませんが、作成中の10月18日の産経新聞を読んだかぎりでは、第2面で、麻生太郎首相が10月17日の衆院テロ防止特別委員会で、ソマリア沖にて続発する海賊被害の問題に対応するため、海上自衛隊艦船の活用について前向きに検討する意向を表明したことが報じられていました。

ソマリアの海賊についてはずいぶん以前から問題視されていて、これまた産経新聞の記事によれば10月3日の第3面のロシア製の戦車33両やその他の武器を積んだウクライナの貨物船が9月25日にソマリアの海賊に奪われた事件の記事の中で、「マレーシアの国際海事局(IMB)海賊情報センターによると、ソマリア沖では今年だけで30隻以上が乗っ取られ、未遂に終わったものも含めると、被害はそれ以上だ」と述べております。

今更言うまでもないことなのですが我が国の安全保障は我が国だけが直接火の粉を被らなければそれでよいというわけではありません。

鎖国をして、日本国内だけで自給自足していた時代とは全然違うわけですから、たとえそこが日本から遥か何千キロメートルも遠く離れた見たことも聞いたこともないような地域や海域であったにしても、そこで無法が蔓延っているのであれば、日本の安全保障に必ず何らかの支障が生じます。

憲法9条とか非武装中立だとかいうファンタジーに脳内汚染された空想的平和主義者がまだまだ我が国内には生き残っていて、日本の安全保障と国際貢献について無理解で、国際社会の平和維持のための自衛隊の活用を非難し、しつこく妨害しているという現状がありますが、国際社会における日本の繁栄、日本国民の幸福は、そういう連中の唱える〈一国引きこもり主義〉によって実現するのではなく、無法を許さない積極的な示威による抑止と果敢な介入による排除によって成立するわけです。

しかもこの海賊の横行によって不安が広がっているソマリア近海は日本を含めたアジアとヨーロッパを結ぶスエズ運河を通る途中に横たわる海域ですから、ここに無法が蔓延ってしまっては日本を含むアジア諸国とヨーロッパ諸国の流通に重大な支障をきたしてしまいます。

しかも日本のみならず世界のエネルギーにとって極めて重要な石油の大産地であるペルシャ湾岸にも目と鼻の先であり、この海賊どもの無法を放置していては世界のエネルギー事情にも深刻な悪影響が及ぶことは想像に難くはないのです。

航空機がいくら発達したところで現在はもちろん、予測しうる近未来においても国際社会の平和と繁栄には海や船の安全保障は絶対に不可欠であることは何ら変わりないことでしょう。

ですから麻生政権には、海上交通路(シーレーン)の安全確保のため、海上自衛隊の活用に積極的に取り組んでもらいたいと思います。    〔河出書房新社〕



謎解きゼミナール
食や健康などの身近な謎や、世のしくみの不思議、ちょっとマニアックな疑問などを共同研究しているグループ。メンバーは皆大学の授業だけでは飽き足らず、社会に出てからも日々集まってカンカンガクガクの議論を重ね、ひとつの謎が氷解するたびに無上の喜びを感じている。 著書に『警察官の秘密がズバリ!わかる本』 『誰もが気になっていた飛行機の大疑問』(河出書房新社刊)をはじめ多数。
posted by 管理人 at 07:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 経営 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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