2008年09月14日

ニュース批評

昨日の続き

皆さんも近々の例として、中国・台湾との尖閣諸島をめぐる、あわや一触即発の領海侵犯問題や、韓国との竹島をめぐる領有権問題を当然ご存知でしょう。

いえ、別にこの問題は最近になって発生したわけではなく、ずいぶん昔から何度も摩擦や対立が起きてはいたのですが、インターネットの普及により、以前は無関心だった、或いはそういう問題の存在を理解していなかった方々も最近の騒ぎ(尖閣諸島については今年の6月10日に発生した事件について私も6月30日に更新した記事から何日かにわたって批評しましたし、竹島問題で、つい最近、韓国で起きた大騒動については、インターネットをなさっている皆様方なら今更私が詳しく解説するまでもありませんよね)を見れば、日本が求め、実現しようとしている「平和」と、中国・韓国が求め、実現しようとしている「平和」が相容れないことはおわかりになられますよね。

たとえば中国が東シナ海や尖閣諸島の海洋資源を狙って仕掛けてきている行為は、まさに中国の幸福を実現するために、日本の幸福を脅かす行為にほかなりません。

北朝鮮に至っては核兵器問題や拉致問題を考えれば言うだけヤボですよね。

北朝鮮にとっては核兵器を保有することで、他の核兵器保有国の米国・ロシア・中国と互角の状態に持ち込み、さらに核兵器を持たない日本や韓国よりも軍事的に優位な状態で圧力をかけ、服従させてしまうこと、それが現在の北朝鮮が考える「平和」なわけですよね。

北朝鮮にとっては日本国憲法の前文で謳われている「平和」など、自分たちとは相容れることのない、無意味な幻想、いえ、それどころか日本を都合よく操る便利な呪文でしかないでしょうね。

そしてそれは北朝鮮のみならず、中国にも韓国にもロシアにも、およそ日本に近接し、領土及び領海で摩擦や対立をしている国にとってもそうなのです。

我が日本国にとっての「平和」と、近接する隣国群の「平和」とは、必ずしも一致するとは限らないのです。

求める「平和」が相容れない相手の公正や信義を信頼してもそれで実現する「平和」なんて相手国のみに一方的に有利な「平和」でしかないでしょう。

では、そんな我が国とは相容れない平和を求める国家に対して、我が国は何をもって、憲法前文で言う「我らの安全と生存を保持しようと決意」すべきなのでしょうか?

それこそが、第9条で不保持とさせられている「戦力」であり「陸海空軍」でしょう。

つまりある外国が、日本の主権や尊厳を蔑し、日本の国益を侵すことで自らに望ましい「平和」を実現しようとしているなら、我が日本もまた、自らが望む「平和」を実現するために対抗する具体的な能力であり、その能力を十分に行使できる意志と制度でしょう。

確かに現在の日本国には外国の侵略に対抗するための自衛隊という「能力」は有ります。

しかし、それを十分に機能させる意志と制度がありません。

現憲法の前文と第9条が、せっかく有している能力の存在自体を否定しているからです。

もちろん、これまで日本国の政権をほぼ独占してきた自民党は、「自衛権までは否定していない」という解釈を今日まで一応通してきてはおりますが、そうは言っても日本固有の領土であるはずの北方領土がロシアに、竹島が韓国に奪われたまま、未だ回復の目処がたっていないのはどういうことか?

また現時点では奪われてはいないにしても、純然たる日本国の領土である尖閣諸島が中国に脅かされ続け、未だその土地と海を有効に利用できずにいるのはどういうことか?

要するにこれまでの日本政府が「否定はしていない」とする自衛権がまともに機能していない証拠ではないでしょうか?

明日へ続く
posted by 管理人 at 07:00| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | 山口、思うに・・・ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ちょくちょく拝見させていただいてます。
応援ポチッ!!!
Posted by サトシ at 2008年09月14日 09:38
サトシさんへ     応援ありがとうございます。これからも宜しくお願い致します。
Posted by 山口 at 2008年09月14日 12:54
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