2008年09月03日

世界伝説コレクション 著者/山口 智司

昨日の続き

『逆に強盗を脅したロマーリオ』

世界屈指のストライカー、ロマーリオ。 驚異的な決定力からペレの後継者とも言われ、数多くのスーパープレイでファンを魅了した。しかし、問題児としても知られ、野次を飛ばすファンに殴りかかったり、移動中に「自分は窓際が好き」「ミューレルの隣は嫌だ」などと言い、席を変えさせたりしたこともあった。 そんなロマーリオだが、母国ブラジルでの影響力は並々ならぬものがある。 ブラジル・サンパウロの街でのこと。金儲けの方法を探していたギャングたちが、ロマーリオの年収10億円に注目する。そして彼らが起こした事件が、ロマーリオの父の誘拐である。 ギャングが要求した身代金は7億円。世間に緊張が走る中、記者会見でロマーリオはこう言った。 「親父を返してくれないなら、俺はワールドカップに出ない」 ギャングたちにとって、この切り返しは予想外だった。この年は1994年のアメリカW杯直前であり、それはマズいとばかりに、ロマーリオの父は翌日、解放された。 一方、誘拐された身で記者会見を聞いていた父は、こう思っていたという。 「なんてこと言ってるんだ! 金、払ってくれよ!」 悪童ロマーリオらしい伝説である。ちなみにアメリカ大会W杯でロマーリオはゴールを決めまくり、見事ブラジルを優勝に導いた。オヤジを誘拐したギャングも含めて国民の期待に応えたのだった。(P139・P140)

明日へ続く

posted by 管理人 at 07:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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