2008年09月02日

世界伝説コレクション 著者/山口 智司

昨日の続き

『番組で公開自殺をしたアナウンサー』

1974年7月15日、アナウンサーのクリスティーヌ・チュバックは、その朝、いつもと同じように、ABC系列のテレビ局「チャンネル40」に向かった。ニュース番組「サンコースト・ダイジェスト」の収録のためだ。番組の進行中に変わったところはなかった。冒頭では、国内のニュースを簡単に紹介した。 やがて衝撃的なニュースを紹介するコーナーに差し掛かる。このコーナーはチャンネル40の売りともいえるコーナーだった。だが、放送予定のレストランで起きた発砲事件の映像が流れない。 慌てるスタッフに対し、チュバックは笑みを見せた。それは、まるで何か楽しいことがこれからあるかのような表情だったという。 チュバックは話し始めた。 「チャンネル40にはポリシーがあります。視聴者の皆様には最新の血と臓物を、原色のままにお伝えする、というものです」 彼女は右手を机の下に伸ばし、こう続けた。 「ただいまから皆様にお見せいたしますのは初公開の自殺です」 チュバックはピストルを取り出した。銃口を後頭部に当て、引き金を引いた。 響き渡る銃声。チュバックは机の上に倒れ込み、ずるずると滑り落ちて、ブラウン管から消えた。 空前絶後のテレビでの公開自殺。局が封印したのか、ネットなどでも動画は流されておらず、伝説となっている。 (P130・P131)

明日へ続く

posted by 管理人 at 07:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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