2008年09月01日

世界伝説コレクション 著者/山口 智司

昨日の続き

『伝説のデスマッチ!金網地獄牢』

「ヘル・イン・ア・セル」、日本語に訳すと「金網地獄牢」。アメリカのプロレス団体WWF内で最も危険とされている試合形式である。 リングの四方が金網で覆われ、天井にも金網の蓋がついているのが、ヘル・イン・ア・セルの特徴だ。反則裁定がなく(すごい話だが)、リング上でのフォールもしくはギブアップでのみ決着となる。 その中でも伝説になっているのが、ジ・アンダーテイカー対マンカインド戦である。1998年6月28日に開催されたPPV「キング・オブ・ザ・リング1998」での一戦だ。 試合開始後、すぐに2人は天井の金網を戦いの場にする。体格、パワー、技術に勝るアンダーテイカーがマンカインドを攻め立て、マンカインドは天井から放り投げられてしまう。 マンカインドは6、7メートルあろうかという高さから、放送席の机に落下! 観客の盛り上がりは最高潮に達したが、一抹の不安を覚える者もいた。 「し、死んだんじゃないか……」 普通なら死んでもおかしくないところだ。だが、マンカインドは立ち上がった。重傷を負った体で、メディカルスタッフの制止を振り切り、うんしょうんしょと金網を上っていく。 再び金網の天井で2人は戦い始める。だが非情にも、テイカーのチョークスクラムが金網の上に放たれてしまう。その威力で金網が破れ、マンカインドは地上のリングにドンッ!とすごい勢いで落下。せっかくさっき上ってきたばかりなのに……。 それでもマンカインドは試合を止めない。天井からリングに舞台を移し、マンカインドはテイカーと三度、攻防を始める。2回も落下して身体はボロボロのはずなのだが、マンカインドがここにきて反撃を開始する。執念の力か、次々と技が決まり、テイカーを追い詰めた。 優勢に立ったマンカインドは、ズタ袋から取り出した画鋲をリングにぶちまける。リング上にキラキラ光る画鋲の絨毯。 まさかあそこに落とそうというのか。 <お前にも地獄を見せてやる>  テイカーを持ち上げて、画鋲の上にドンッ! ……とするつもりでテイカーを背中越しに締め上げるマンカインド。 だがそううまくはいかなかった。 テイカーは背中にマンカインドを抱えたまま、画鋲の海に倒れこんだ。マンカインドの背中に無数の画鋲が突き刺さる。さらにはチョークスクラムで再び画鋲に落とされてしまう。自分で撒いたのに! 束の間の優勢だった……。あまりにタフなマンカインドではあるが、この後ツームストンパイルドライバーを食らい、テイカーに敗北したのだった。 そして伝説となったマンカインド。現在WWFの番組内ではジングルとして必ず、ある台詞と共にこの時の実況席への落下の映像が流される。 「Plese,dont try this at home (決してマネしないように)」 マネなんかできるか! (P115〜P117)

明日へ続く

posted by 管理人 at 07:00| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/105797663
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。

この記事へのトラックバック
宜しければクリックを、人気blogランキングへ
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。