2008年08月28日

世界伝説コレクション 著者/山口 智司

昨日の続き

◎内容抜粋

『伝説のスナイパー シモ・ヘイヘ』

迫り来るソヴィエト兵(山口注:ソヴィエト=現ロシア)は4000名。対して、フィンランドの国境を守るのは……たった32名。 じゃあ、どうぞ、どうぞ、と思わず国境を明け渡したくなるが、このキラー・ヒルの戦いで、フィンランドはソヴィエト軍の猛攻をしのぎ、コラー河付近で国境を守り抜いた。 2桁以上も多い軍勢を相手にしての快挙に、この戦いは「コラー河の奇跡」と呼ばれた。奇跡の影には1人の男の姿があった。 男の名はシモ・ヘイヘ。伝説のスナイパーである。 1939年から1940年にかけて行われたこの戦争で、ヘイヘが狙撃したソヴィエト兵はなんと505人にも上る。ちなみにキラー・ヒルの戦いでは、狙撃ではなく短機関銃でダダダダダダダと撃ちまくったので、それは505人の内訳には入っていない。この時は200名以上を撃ち殺したことが記録されており、ヘイヘが銃で葬った実際の人数は計り知れない。繰り返すが、これはたった1人の手による数字である。ゴルゴ13か! いや、ヘイヘはゴルゴ13よりもスゴイ。 なぜならヘイヘは、銃にスコープをつけていなかったのである。説明するまでもないが、スコープは目視しづらい目標を映す望遠鏡の一種。いわばスナイパー必須のアイテムである。 ヘイヘが使っていた銃はモシン・ナガンM28というもので、旧式ではあったものの、スコープを装着することは可能だった。にもかかわらず、つけなかったのには理由がある。 それは、「レンズによる光の反射で自らの位置を相手に悟らせないため」だ。シブすぎだよ、あんた……。 ヘイヘの銃弾はまるで機械の作業のように精密で、300メートル圏内なら、標的の頭を間違いなくぶち抜いた。 白い迷彩服を着ていたため、ヘイヘはソヴィエト兵から「白い死神」と言われ、恐れられていた。しかし、1日に25人も撃ち殺したことがある、その仕事ぶりは死神以上かもしれない。 ヘイヘは晩年、狙撃の秘訣を問われ、こう答えたという。 「練習だ」 (P17・P18)

明日へ続く

posted by 管理人 at 07:00| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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